第64回日本網膜硝子体学会 参加印象記

12月5日から7日にかけて、東京国際フォーラムにて開催された網膜硝子体学会に参加してまいりました。

学会期間中は、網膜疾患や硝子体手術に関する幅広いテーマの講演が行われており、専門性の高い内容から基礎的な事項まで、多くの学びを得ることができました。日常診療で遭遇する疾患についても、最新の知見や治療方針を体系的に学ぶ良い機会となりました。

特に教育セミナーでは、網膜硝子体疾患の基本的な考え方や診療の流れについて、図や症例を用いて丁寧に解説されており、レジデントである私にも理解しやすい内容でした。日頃の外来や当直で疑問に感じていた点が整理され、基礎知識の重要性を改めて実感しました。
また、実際の難症例の手術動画を用いたシンポジウムも非常に勉強になりました。術中の判断やトラブルシューティングについて、動画を見ながら具体的に解説していただき、教科書だけでは学ぶことのできない実臨床の工夫や考え方を学ぶことができました。経験豊富な先生方がどのような視点で手術を進めているのかを知る貴重な機会となりました。

今回の学会参加を通じて、日々の診療を漫然と行うのではなく、一つ一つの症例に対して根拠を持って向き合う姿勢の大切さを学びました。今回得た知識を、今後の研修や診療に少しずつでも活かしていきたいと思います。

第79回日本臨床眼科学会 参加印象記

令和7年度入局レジデントの森本慧太です。
2025年10月9日(木)〜12日(日)、大阪で開催された第79回日本臨床眼科学会に参加しました。本学会は国内最大規模の眼科学会であり、臨床・研究・教育の最前線の知見が一堂に会する、大変熱気あふれる4日間でした。会場は連日多くの参加者でにぎわい、各セッションで活発な議論が繰り広げられていました。

私は今回、ポスター発表を行いました。準備の過程では、自分の症例をどのように整理し、限られたスペースで伝えるかを考え抜く良い機会となりました。当日は多くの先生方からご質問やコメントをいただき、他施設での診療経験や視点を直接伺うことができ、非常に刺激的でした。また、各講演では日常診療に直結する実践的な工夫や、新しい知見を多角的な視点から学ぶことができました。他の先生方の発表や活躍にも多くの刺激を受け、今後に向けたモチベーションが一層高まりました。

入局から半年が経ち、日々の診療に少しずつ慣れてきた中で、本学会への参加・発表は自分の立ち位置を再確認し、次の目標を明確にする大きなきっかけとなりました。このような貴重な機会をいただいた先生方、業務調整にご協力いただいた皆さまに、心より感謝申し上げます。

 

第42回日本眼腫瘍学会 参加印象記

令和7年度入局レジデントの小林建介と申します。
2025年9月20日(土)から21日(日)にかけて、北海道大学にて開催された第42回日本眼腫瘍学会に、当科の清水英幸先生、奥田大志先生、同レジデント齋藤翠先生と共に参加させていただきました。

本学会は「眼腫瘍のフロントライン」というテーマを掲げ、眼腫瘍の臨床および研究における最新の知見が集まる、熱気に満ちた学会でした。会長である加瀬諭先生が挨拶で述べられていたように、1症例をとことん追求する「熱い」「厚い」討論が各セッションで繰り広げられており、眼腫瘍という専門分野の奥深さを肌で感じることができました。

1日目のランチョンセミナーは、眼科のプライマリケアにおいて、眼付属器の腫瘍性病変をいかに早期に疑うかというテーマで、眼科1年目の私にも大変分かりやすい内容でした。眼窩腫瘍を鑑別する多角的な視点、結膜悪性腫瘍を見抜くポイントについて、臨床病理学的な考察を交えながら解説いただき、日常診療に直結する知識を学ぶことができました。
2日目の一般演題のセッションでは、同行させていただいた清水先生の演題「小児の眼窩に生じた巨大器質化血腫の1例」も拝聴しました。本症例に対する多彩な鑑別疾患や疾患そのものの捉え方、外科的アプローチの選択について諸先生方の高度なディスカッションを前に舌を巻くばかりでした。
本学会期間中には、先生方に美味しいラムしゃぶをご馳走になり、北海道のグルメも堪能しました。学術的な面だけでなく、大変充実した2日間となりました。

入局してまだ半年ですが、本学会への参加を通じて、眼腫瘍という専門領域の重要性と面白さを改めて認識することができました。ここで得た貴重な知識と経験を、今後の活動に活かしていけるよう、より一層精進してまいります。

最後になりましたが、このような貴重な学会参加の機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。また、ご多忙の中ご一緒させていただいた清水先生、奥田先生にも、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。

 

第36回日本緑内障学会 参加印象記

令和7年度入局レジデントの長谷川友哉です。2025年9月12日(金)〜14日(日)、神戸で行われた第36回日本緑内障学会に参加しました。会場は終始にぎやかで、臨床と研究がぐっと近づくような、背中を押してもらえる三日間でした。

全体を通して感じたのは、診断や治療を数値だけで決めないことの大切さです。患者さんの生活や背景に目を向け、説明の仕方やフォローの工夫で、同じ選択でも納得感や続けやすさが変わります。その当たり前を、実例のやり取りからあらためて実感しました。医療者同士の連携に加えて、地域の支えにつなぐ視点も、日々の診療をそっと強くしてくれると感じました。

ロービジョンについても、早い段階から「どこで困っているか」を丁寧にうかがい、必要に応じて専門外来や地域資源をご案内する姿勢が大切だと学びました。視力や視野の数値に表れにくい不自由さも、言葉にしていただける雰囲気づくりから始めたいと思いました。外来での自分の関わり方を見直す良いきっかけになりました。

多くの先生方と気さくに意見交換ができ、講演だけでは得られない視点もたくさん持ち帰ることができました。入局して半年の身ですが、今回の学びを外来や手術、そしてロービジョン支援に少しずつ還元していけるよう、これからも丁寧に積み重ねていきます。参加の機会をくださった先生方、業務調整にご協力くださった皆さまに、心より感謝申し上げます。

2025年度 医局説明会が開催されました

2025年5月24日、2025年度 医局説明会を開催いたしました。お忙しい中、ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

今回の説明会では、当医局での研修内容、各専門分野の魅力、そして入局後のキャリアパスについて詳しくご説明いたしました。当医局の雰囲気を感じていただけたかと思います。

説明会後は、場所を移して懇親会を兼ねた食事会を実施しました。和やかな雰囲気の中で、医局員と参加者の皆様が直接交流を深める貴重な機会となりました。普段聞けない話なども飛び交い、活発な医局の雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。

当医局は、眼科医療の発展に貢献する若手医師の育成に力を入れています。説明会には多くの方にお越しいただきましたが、引き続き、2025年度の入局を検討されている方を歓迎しております。

当日ご参加いただけなかった方も、当医局にご興味をお持ちであれば、ぜひ一度ご連絡ください。個別のご相談や医局見学も随時受け付けておりますので、ご自身のペースで情報収集を進めていただけると思います。

皆様のエントリーを心よりお待ちしております。


 

 

2025年5月24日(土)入局者説明会開催のお知らせ

眼科専攻をお考えの初期研修医および学生の皆様へ向けて、入局者説明会を開催致します。
当院眼科について知っていただくため、実際の若手医師も交えて業務内容・関連病院・眼科専門研修プログラムなどをご説明いたします。
説明会後、会場を移して懇親会も予定しておりますので是非ご参加ください。
皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】 2025年5月24日(土) 10時から
【場所】名古屋大学医学部(鶴舞キャンパス)医系研究棟1号館 地下1階会議室
【連絡先】参加ご希望の方は、小南太郎(医局長)までご連絡下さい。
E-mail: kominami.taro.p4@f.mail.nagoya-u.ac.jp
TEL:052-744-2277

第129回日本眼科学会総会参加印象記

2025年4月17日から20日に東京国際フォーラムで開催された第129回日本眼科学会総会に参加しましたのでご報告いたします。

私にとっては初めての大きな学会参加であり、発表会場の大きさやポスター展示場、器械展示場に規模の大きさと演題の多さに圧倒されました。

私としましては初日にポスター発表で「緑内障を合併したBDUMPの1例」について発表いたしました。演題については初めて英語でポスター作製を作成させていただきました。珍しい疾患の内容で過去の報告も少ないために情報があまりない中、結城先生にご協力いただき何とか形にすることができました。反省点としましてはもう少し文字を大きくした方が皆さんはより見やすかったのかもしれないと思っており、次回以降の発表に活かしていきたいと考えております。

やはり学会での醍醐味は各分野の現在のトレンドなどが分かることだと思います。各領域において、多くの人が取り上げている分野はホットな分野であると思われるので重点的に勉強しておくと今後の臨床で活かせるのかなと思っております。

今回の学会参加では特に緑内障分野の演題を中心に学ばせていただきました。得た経験を今後の研究や臨床に生かしていこうと思います。

最後にはなりますが、このような貴重な機会を与えてくださった西口教授、発表のご指導をしてくださった結城先生、医局の先生方に心よりお礼申し上げます。

 

 

第53回名古屋大学集談および第4回Nagoya Ophthalmology Update Seminar(NOUS)が開催されました。

2024年12月22日、名古屋大学医学部キャンパス内、医系研究棟1号館 地下1階会議室で名古屋大学眼科集談会及びNagoya Ophthalmology Update Seminar(NOUS)が開催されました。

集談会では、今年の新入局員や関連病院の専攻医から10題の発表がありました。

網膜、角膜、緑内障、結膜腫瘍、悪性リンパ腫など様々な分野から発表があり、名古屋大学眼科の各専門外来が充実していることを感じました。

 

NOUSでは、琉球大学 古泉 英貴先生にお越しいただき、「沖縄からCSCの病態を再考する」と題して講演を賜りました。

CSCの基本的な知識から分かりやすく解説頂きました。CSCは遠視・単眼軸眼で多く、沖縄は久米島スタディから閉塞隅角眼・単眼軸眼が多いことが知られています。

“沖縄から”というのは、そのような沖縄の地域特性の中で改めてCSCを見つめ直すということだそうです。CSCの病態についてTwo-hit theotyという考え方で分かりやすくご教授いただきました。 今回の講演を通じて改めてCSCの疾患概念を学ぶことができました。

 

今後の診療においてもその病態を意識した治療を心がけていきたいと思います。

第78回日本臨床眼科学会参加印象記

2024年11月14日から17日まで開催された第78回臨床眼科学会へ参加しましたので、参加記録を報告させて頂きます。

私は今年度で眼科2年目になりますが、今回初めて参加させていただきました。

学会は京都宝ヶ池にある国際会館で開催されました。今まで参加した学会の中でも規模が大きく活気に溢れており大変驚きました。

私自身はポスター発表の機会を頂き、『プリザーフロマイクロシャントが術後早期に露出した一例』について発表させていただきました。指導医である結城先生、井岡先生にご教授いただきまして無事に完遂することができました。本当にありがとうございました。

また、若手である自分はセミナーや勉強会に参加させていただき、自分では気づきにくい点や勉強しにくい分野を学ばせていただきました。

 

写真は、私と井岡先生と西口教授と撮らせていただいたものになります。もう一枚はホテル近くにあった東寺まで観光に行ったものです。講堂が開放されており、国宝の如来像を拝観いたしました。

 

最後にはなりますが、このような機会を与えてくださった西口教授、発表のためご指導いただいた結城先生、井岡先生、江南厚生病院の平岩先生、多くの先生方に心より感謝申し上げます。

令和6年度 名古屋大学医学部眼科学教室同窓会総会

令和6年11月09日に今年度の名古屋大学医学部眼科学教室同窓会の総会が開催されました。

今年も大名古屋ビルジング最上階のオルクドール内ホールにて現地のみでの開催となり、昨年同様立食形式での懇親会も行われました。

医局長の小南先生による進行のもと、西口康二教授のご挨拶から始まり、物故会員の先生方への黙祷、前会長である寺﨑浩子先生、世話人会代表の安間哲史先生、顧問の佐藤美保先生、上野真治先生、兼子裕規先生からのご挨拶などがありました。先日発行された同窓会誌についてのお話もいただきました。

続いて、医局の近況報告として科研費を獲得された先生方や、各グループからの研究内容の紹介をいただき、本年度入局した1年目のレジデントからのご挨拶がありました。

閉会の挨拶には三宅養三先生から昨今の日本の研究力の低下への警鐘と、今後の医局をあげての同窓会の活性化についてお話をいただき、身の引き締まる思いとなりました。

総会後は同会場にて立食形式の懇親会が行われ、関連病院の先生方や、吉田統彦先生を始めとした同窓会員の先生方と交流を深める良い機会をいただきました。

新型コロナウイルス感染症の流行が下火になり、懇親会もスムーズに行うことができるようになってきました。来年度は集合写真を撮影する予定で、コロナを乗り越えた日常が着実に戻って参りました。

同窓会の先生方には日頃から多大なるご理解とご協力を賜り深く感謝申し上げます。引き続きご支援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。