2024年5月25日(土)入局者説明会開催のお知らせ

眼科専攻をお考えの初期研修医および学生の皆様へ向けて、入局者説明会を開催致します。
当院眼科について知っていただくため、実際の若手医師も交えて業務内容・関連病院・眼科専門研修プログラムなどをご説明いたします。
皆様のご参加をお待ちしております。
【日時】 2024年5月25日(土) 15時から
【場所】名古屋大学医学部付属病院 鶴友会館2階 大会議室
【連絡先】参加ご希望の方は、小南太郎(医局長)までご連絡下さい。
E-mail: kominami.taro.p4@f.mail.nagoya-u.ac.jp
TEL:052-744-2277

第77回日本臨床眼科学会参加印象記

この度東京国際フォーラムにて2023年10月6日(金)から9日(月)にかけて東京国際フォーラムにて開催されました第77回日本臨床眼科学会に参加致しましたので、ご報告させていただきます。 今年は温暖化の影響もあり少しスーツだと汗ばむ気候でした。 私は2日目の一般講演の感染性ぶどう膜炎のセッションで「HLA-A26陽性ベーチェット病との鑑別に苦慮した真菌性眼内炎の一例」について症例報告させていただきました。 初めての大人数の先生方の前での発表にとても緊張しておりましたが、共同演者の先生方の心強いバックアップもあり無事終えることができました。 準備の段階からたくさんの先生方にお力添えいただき、私自身も疾患に対する理解が深まりましたし、集談会でも感染性ぶどう膜炎に関して発表したこともあり、ぶどう膜炎という分野の診断に至るまでの難しさや治療選択、治療開始のタイミングなどをより学ぶことができました。 発表後には少人数で集まり、軽い打ち上げもして学会以外にも楽しく過ごすことができました。 私自身初めての学会参加ということもあり、他の演者の先生方の発表を聞き、刺激にもなりましたし、他分野の発表に関しても興味深く学び多い4日間でした。 また、眼科医である母も学会に来ていたのですが、親子で眼科医として参加した初めての学会ということもあり、感慨深い気持ちになりました。 参加後もオンライン配信がありますので、勉強し今後の診療に活かせていけたら、と考えております。 最後にお忙しい中、ご指導いただきました西口教授、牛田先生、鈴村先生、井岡先生など多くの先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。

令和5年度 名古屋大学医学部眼科学教室同窓会総会

令和5年10月14日に今年度の名古屋大学医学部眼科学教室同窓会総会が開催されました。今年度は大名古屋ビルジング最上階のオルクドール内ホールにて現地のみでの開催となりました。新型コロナウイルス感染症が5類となり、流行状況もこのような集まりを行っても許容されるようになってきたこともあり、今回は立食形式での懇親会も行われました。

総会では西口康二教授の会長挨拶にはじまり、前会長の寺崎浩子先生、顧問の堀田喜裕先生、伊藤逸毅先生、岩瀬剛先生、衆議院議員吉田統彦先生からお言葉を頂きました。遠方よりお越しいただいた先生もいらっしゃり、各方面で活躍される先生方と当教室とのつながりは本当に貴重なものなのだと実感致しました。

また総会の最後には三宅養三先生より閉会のご挨拶を賜り、近藤峰生先生とのエピソードや国会で参考人としてご出席された際のエピソード等印象深いお話を拝聴させていただきました。

総会後の懇親会に関しては、新型コロナウイルス感染症の流行が始まった後の令和3年入局の私としましては、ほとんど初めてのことでした。近い世代で他の病院に赴任している医師と久しぶりに交流することができ人的交流が今後も増えていけば良いなと思いました。

このような形式での久しぶりの開催であったこともあり、総会を通じて何かとご不便をおかけしてしまった場面もあるかと思います。引き続き同窓会員の先生方にはご支援いただく機会が多いかと思いますが、何卒よろしくお願い致します。

第59回 日本周産期・新生児医学会学術集会

第59回 日本周産期・新生児医学会学術集会(7/9-7/11 名古屋国際会議場)が開催され、病院助教の野々部先生が「未熟児網膜症の晩期合併症管理」という演題で講演しました。

シンポジウム22 「未熟児網膜症の新たな治療戦略」での集合写真   座長:野々部典枝先生、福嶋葉子先生(大阪大学)

第127回日本眼科学会総会参加印象記

2023年4月6日から9日に東京国際フォーラムで開催された第127回日本眼科学会総会に参加しましたのでご報告いたします。

私にとっては初めての大きな学会参加であり、10の発表会場、ポスター展示場、器械展示場とその規模にまず圧倒されました。

ランチョンセミナーに参加させていただき、とても緊張しながら自分の発表の時間を待っていたことを覚えております。

私は4月6日の一般演題・加齢黄斑変性のセッションで、アイリーアからファリシマブへの切り替えをテーマとした発表をしました。

質疑では今後の実臨床に役立てるための議論をさせていただきました。日頃ウェブセミナーなどで拝見するような権威ある先生からのご意見はとても貴重な経験となりました。

ファリシマブによるAMD治療についてはまだ既報が少なく、日本中がこのトピックに注目していることがひしひしと感じられました。

また、落ち着いているねとよく言われる私ですが、発表中に読みが速くなっているのが自分でもわかり、経験不足を実感しました。

今回の学会参加で得た経験を今後の研究や臨床に生かしていこうと思います。

最後にはなりますが、このような貴重な機会を与えてくださった西口教授、発表のご指導をしてくださった兼子先生、武内先生、医局の先生方に心よりお礼申し上げます。

 

2023年度最初の医局会が行われました。

4月3日に2023年度最初の医局会が行われ、新入局員の先生方には自己紹介をしてもらいました。

今年度は予定通り9名の先生方が入局しました。これから慣れない業務、診療と大変だとは思いますが、同期で仲良く協力して、楽しい眼科医ライフを送ってほしいですね(^^)

 

 

 

令和4年度 名古屋大学医学部眼科学教室同窓会

令和4年11月23日に名古屋大学医学部附属病院中央診療棟A3階の講堂にて名古屋大学医学部眼科学教室同窓会の総会が開催されました。冷気が一段と深まり冬の到来を感じる日となりました。お足元が悪いなか、会場へ足を運んで下さった同窓会の先生方には厚く御礼申し上げます。
今年度も昨年に引き続き、現地開催に加えWeb配信も同時に行うハイブリッド形式で開催されました。
総会の司会進行は准教授の兼子裕規先生により行われ、西口康二教授のご挨拶から始まり、前会長である寺崎浩子先生、新しく顧問になられた上野真治先生、顧問の堀田喜裕先生、近藤峰生先生、伊藤逸毅先生、岩瀬剛先生、衆議院議員の吉田統彦先生、藤田医科大学ばんたね病院眼科教授の谷川篤宏先生、愛知県眼科医会会長の中村誠先生のお話しを拝聴しました。続いて、医局の近況報告として科研費を獲得された先生方や、2022年10月より着任された講師の結城賢弥先生、新たに入局された名古屋掖済会病院の梅村茉依子先生からのご挨拶と本年度入局した1年目のレジデントからのご挨拶がありました。私は昨年度の同窓会でご挨拶をさせて頂きましたが、マイクの前に立った瞬間の緊張感を思い出し、緊張しているレジデントを見守る思いで聞いていました。その後は専門外来のご紹介と各研究グループの研究内容のご紹介があり、最後に三宅謙作先生からの閉会のご挨拶で同窓会は終了しました。
総会後は眼科医局に移動し、西口康二教授から医局運営・方針や研究に関するお話しがあり、その後意見交換会が催されました。
また、今年度も名古屋大学医学部眼科教室同窓会誌を発行させていただくことができました。私は今年度から同窓会誌制作委員に加えて頂き制作に関わりましたが、昨年度作成してくださった先輩方のおかげでとてもスムーズに制作を進めることが出来ました。昨年度、一から制作してくださった先輩方には心から感謝しています。毎年少しずつパワーアップした同窓会誌ができるよう来年度も同窓会誌制作委員みんなで頑張りたいと思います。

川部満希

第76回日本臨床眼科学会 参加印象記

 この度、2022年10月13日(木)から16(日)にかけて東京国際フォーラムにて開催されました第76回日本臨床眼科学会に参加致しましたので、ご報告させていただきます。

 今回、前半2日間は天気が崩れがちで気温も低かったですが、後半2日間は天候も回復して過ごしやすくなりました。
 私は最終日に一般演題のCSCのセッションで【慢性CSCに対する半量PDTの成績とMNVの合併率】について発表させていただきました。初めての現地での発表になり、周りが発表を終えて安心する中、緊張が高まり続け、心身ともに疲弊した学会になりました。自分の発表の前後に、同じ黄斑分野を専門とする先生方が様々な発表をされるのを見て刺激を受け、今後も参加させていただきたいと思いました。

 講演の他には、3年ぶりとなるアイバンクセッションが開催され、眼球摘出、強角膜片作成、強角膜片直接採取、スペキュラ撮影などについて、実際に豚眼を使っての練習を行い、学習させていただきました。普段、眼球摘出に行っている医師たちにアドバイスした方が良いことなどもあり、早速還元することが出来ました。

 4日間、頭だけでなく体も使って学習するという、とても充実した学会になりました。緊張のあまり、頭に入っていない内容も多く、また聞くことの出来なかった興味深い講演も多数あるため、来月のオンライン視聴も楽しみにしております。そのようにして得た知識を基に、今後も精進していこうと思います。

 最後にはなりますが、このような機会を与えてくださった西口教授、発表のためご指導いただいた杏林大学の片岡先生、黄斑チーフ武内先生をはじめ、多くの先生方に心より感謝申し上げます。

第38回日本眼循環学会 参加印象記

 2022年7月16日から17日に富山国際会議場で開催された第38回日本眼循環学会に参加致しましたので、ご報告致します。
 今回は富山県富山市で開催されました。猛暑の続く7月に北陸で避暑ができることを期待しましたが、初日は夕方から大雨、2日目は猛暑と過ごしやすい気候とはなりませんでした。
 私は16日の朝一で一般演題のAMD(病態・ブロルシズマブ・治療)のセッションでbrolucizumabへ薬剤変更時の脈絡膜新生血管の変化について発表致しました。網膜、黄斑疾患をご専門とされるご高名な先生方から質問をいただき自分の研究を見直すとともに大変勉強になりました。自分の発表後は女子医大教授飯田先生の第11回松山賞受賞講演をはじめ大変貴重な発表を多数拝聴できました。眼循環学会では専門が絞られマニアックな内容になる反面、自分の行う研究の参考となる発表も多く、今後も毎年参加させていただきたいと感じました。
 最後にお忙しい中、ご指導いただきました西口教授、杏林大学の片岡先生、黄斑チーフ武内先生など多くの先生方にこの場を借りて感謝申し上げます。

FUJI RETINA

2022年4月23日から24日にかけて東京の虎ノ門ヒルズフォーラムにてFujiRetinaが行われました。この学会は今回が第1回で、日本国内で行われる国際学会となります。新型コロナウイルスが流行し始めてから早2年が経ちますが、なかなか国際学会に参加するのは難しい状況が続いています。インターネット上で情報を得ることができるようになってきているとはいえ、日進月歩の網膜学の世界で直接情報交換ができる場があるというのは大変貴重で参加を楽しみにしておりました。

眼科分子生物学研究会、日本眼科学会総会、FujiRetinaと3週連続での学会となり、久しぶりに学会続きの日となりましたが、基礎研究から臨床、手術、AIまで幅広い内容を世界各国の先生から拝聴することができ、日常触れる機会が少ない分野まで詳しく学ぶことができました。個人的に最近は臨床に触れる機会が減ってきておりますが、そちらに対する情報もアップデートさせながら興味も持ちつつ、今回学んだことをこれからの研究に活かしていけたらと思います。