2024年12月 レジデント便り Vol.91

12月のレジデント便りを担当します令和6年度入局の望月麻里衣と申します。

早いもので2024年も終わろうとしています。

寒さもまし、きらびやかなイルミネーションで街は包まれ、浮足立った人々が湧いてくると、眼科医局も師走の様相を呈してきます。

12月には、名古屋大学眼科集談会が開催され、レジデントが発表を行います。

多くのレジデントにとって初めての発表の場となります。スライドや原稿作りに頭をひねらせながらも、指導教官の温かいサポートのおかげで、各々が充実した発表となりました。

さて、集談会も終わると、息つく暇もなく忘年会ラッシュの到来です。

名大眼科でも(ジュースや軽食での催しですが)納会が催され、医局員や看護師さん、視能訓練士さんの方々も集まり、賑やかな会となりました。

名大眼科は雰囲気が良くアットホームな環境だと思います。

是非一度見学にお越しください。

 

第53回名古屋大学集談および第4回Nagoya Ophthalmology Update Seminar(NOUS)が開催されました。

2024年12月22日、名古屋大学医学部キャンパス内、医系研究棟1号館 地下1階会議室で名古屋大学眼科集談会及びNagoya Ophthalmology Update Seminar(NOUS)が開催されました。

集談会では、今年の新入局員や関連病院の専攻医から10題の発表がありました。

網膜、角膜、緑内障、結膜腫瘍、悪性リンパ腫など様々な分野から発表があり、名古屋大学眼科の各専門外来が充実していることを感じました。

 

NOUSでは、琉球大学 古泉 英貴先生にお越しいただき、「沖縄からCSCの病態を再考する」と題して講演を賜りました。

CSCの基本的な知識から分かりやすく解説頂きました。CSCは遠視・単眼軸眼で多く、沖縄は久米島スタディから閉塞隅角眼・単眼軸眼が多いことが知られています。

“沖縄から”というのは、そのような沖縄の地域特性の中で改めてCSCを見つめ直すということだそうです。CSCの病態についてTwo-hit theotyという考え方で分かりやすくご教授いただきました。 今回の講演を通じて改めてCSCの疾患概念を学ぶことができました。

 

今後の診療においてもその病態を意識した治療を心がけていきたいと思います。

2024年11月 レジデント便り Vol.90

初めまして、今月のレジデント便りを担当致します令和6年度入局の鈴木雄一朗と申します。

入局してから半年以上が経ち、大学での病棟・外来業務に慣れてきた時期…と申し上げたいところですが、

9月末まであいち小児保健医療総合センターで勤務しておりました。

知識、診療技能とも覚束ない状態から、先生方を始めスタッフの方々に一つずつ丁寧に教えていただき、赴任当初と比較するとごくわずかではございますが実になる部分も出てきたかと実感しております。上級医の先生方、スタッフの方々には多々ご迷惑をおかけしました、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

入局後早い時期に外来診療や手術に従事できたことは大変貴重な経験だったと改めて感じております。

このように型にはまらない多様な選択肢があることは特に他大学の医局と異なる点ではないでしょうか。

大学勤務はまだまだ慣れないことも多く、同期や上級医の先生方を始めスタッフの方々にご迷惑をおかけしながらも、手厚くサポートいただき少しずつではありますが成長を実感できる充実した日々を過ごしております。

肌寒い季節となり体調に気遣いつつ過ごして参りたいと思います。皆様もご自愛ください。

写真は先日学会発表と合わせて兼六園のライトアップを観に行った際の写真です。

降り頻る雨と吹き荒ぶ風の中強行した観光は学会とともに忘れられない一生の想い出となりました。