入局1年目山田和久先生が、日本網膜硝子体学会でポスター発表しました

12月7日から9日にかけて3日間、京都国際会館にて日本網膜硝子体学会が行われました。
今回、眼科医として働き始めてから初のポスター発表をさせていただきました。
今までも学生の頃や研修医の頃に何度か様々な学会に参加したことはありましたが、改めて眼科医としての学会は今までとは視点が異なり、ひとつひとつが自分の中に印象に残るもので、学習意欲のわくものばかりでした。
ポスター発表とはいえ、今回の学会ではポスターを展示した場所とは別の会場において、パワーポイントを使用して2分間の口頭発表を行う形式のものでした。
発表する直前は心拍数が上がるのを感じましたが、発表自体は無難に終えることができたのではないかと思います。
口頭発表後は、35分間、各演者がポスターの前に待機した状態で質疑応答の時間がありました。複数人の方から質問をいただくことができ、また僕自身も他の演者の方に質問をしたりなど、活発に討論することができたのではないかと思います。
どうしても同じように日々の業務をこなしていると視野が狭くなりがちです。
今回の学会は初めての発表という意味でも有意義なものでしたが、同時に他の素晴らしい先生方から刺激をいただくことができたという意味でも自分の中で大変意味のあるものでした。
最後となりましたが、このような機会を与えてくださり、ご指導をいただいた先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

山田和久

小笠原医師・岩瀬講師らの論文がRETINAに掲載されました

小笠原医師・岩瀬講師らの論文がRETINAに掲載されました。この論文では、BRVO眼における中心窩無血管領域(FAZ)の大きさは視力とはあまり関係がなく、中心窩の網膜外層すなわち視細胞の状態が大きく視力に影響を及ぼす因子であることを示しました。また、網膜外境界膜の断裂状態は視細胞の損傷を示唆する所見であることを示しました。

平成30年度名古屋大学医学部眼科学教室同門会が開催されました

去る平成30年11月11日、平成30年度名古屋大学医学部眼科学教室同門会が開催されました。
記念撮影後、寺崎浩子教授から年次報告・会計報告などが行われ、続いて伊藤逸毅准教授から眼科医局の学術成績などが報告されました。また、来賓として三宅養三先生(愛知医科大学理事長)からお言葉を頂戴し、門松健治先生(名古屋大学医学部長・医学系研究科長)から「この故郷(くに)のかたち」という表題で講演をいただきました。
名古屋大学医学部同門会は非常に規模が大きく、同門である堀口正之先生(藤田医科大学眼科教授)や堀田嘉裕先生(浜松医科大学眼科教授)なども出席され、懇親会でお言葉を頂戴しました。
今後も同門の先生方の協力を得ながら、医局として学内外でプレゼンスを高められるよう、医局員一同改めて気を引き締める良い機会となりました。

三宅養三愛知医科大学理事長のご挨拶

門松健治先生(名古屋大学医学部長・医学系研究科長)のご講演


寺崎浩子教授から年次報告・会計報告

兼子病院講師の研究計画が2018年武田科学振興財団の研究助成に選ばれました

武田学術振興財団は財団法人として、「科学技術の研究を助成振興し、我が国の科学技術及び文化の向上発展に寄与する」ことを目的とし、武田薬品工業株式会社からの寄附を基金として1963年に設立されました。
今回、兼子病院講師が助成を受けたのはビジョナリーリサーチ助成(スタート)です。医学分野において、日本の医学分野の進歩・発展に貢献する将来に向けて夢のある斬新でチャレンジングな研究や、新しい原理の発展や斬新な着想に基づく研究で、成功した場合には卓越した成果が期待できる計画に助成されます。


授賞式に出席された九州大学眼科中尾新太郎講師(右)と記念撮影

寺崎教授がAAO2018で講演されました

昨年・一昨年に引続き、今年のAAO (American Academy of Ophthalmology)の前日に行われるSubspecialty Dayにおいて、寺崎教授が講演されました。
講演は強度近視についてです。近視はアジア人に多く見られますが、アジアに限らず世界的に近視人口が増加しています。それに伴い、近視に関連する網膜疾患をどのように治療するか議論が活発になっています。日本はこの分野に関して欧米をリードしており、日本のTop Surgeonsがどのように治療しているか国際的に関心が高まっています。


演題で発表される寺崎教授

AAO12018のRetina Subspecialty Dayの様子。世界中の眼科医、特に網膜を専門とする眼科医が数千人参加する。

世界中で活躍する女性Vitreoretinal Surgeons(網膜硝子体術者)たちと記念撮影

11月の休診案内

11月の学会出張等に伴う休診日をお知らせします。
休診予定は下記のとおりです。

休診予定
  • 寺﨑教授     11/12(月)、11/14(水)
  • 上野医師     11/2(金)
  • 野々部医師    11/22(木)
  • 安間医師     11/5(月)

【ご案内】

  • 予定は変更される場合があります。
  • 代診の有無など、確実な情報は眼科外来窓口(052)-744-2762までお問い合わせ下さい。

高山防衛医大講師らの論文がScientific Reportsに掲載されました

高山防衛医大講師らの論文がScientific Reportsに掲載されました。高山医師は昨年まで名古屋大眼科助教としてともに仕事をした仲間です。
今回の論文では、名古屋大が長年行ってきた八雲町検診の際に得られたOCTAによる脈絡膜血管の結果と、網膜血管から高血圧・動脈硬化を判定するKeith-Wagener-Barker分類との相関を発表しました。この研究によって高血圧の判定をOCTAで定量的に行うことが期待されます。

“Novel Classification of Early-stage Systemic Hypertensive Changes in Human Retina Based on OCTA Measurement of Choriocapillaris.”
Takayama K, Kaneko H, Ito Y, Kataoka K, Iwase T, Yasuma T, Matsuura T, Tsunekawa T, Shimizu H, Suzumura A, Ra E, Akahori T, Terasaki H.
Sci Rep. 2018 Oct 11;8(1):15163. doi: 10.1038/s41598-018-33580-y.
PMID: 30310137
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30310137

片岡助教らの論文がRETINAに掲載されました

この論文の中で、血流を表示させたB-scan OCTアンギオグラフィー(OCTA)を用いてType 3新生血管(網膜血管腫状増殖)の形態を詳細に検討し、新しいType 3新生血管のタイプ分類を提案しました。OCTAを使用することでType 3新生血管の診断が容易となることが期待されます。

CHARACTERISTICS AND CLASSIFICATION OF TYPE 3 NEOVASCULARIZATION WITH B-SCAN FLOW OVERLAY AND EN FACE FLOW IMAGES OF OPTICAL COHERENCE TOMOGRAPHY ANGIOGRAPHY.
Kataoka K, Takeuchi J, Nakano Y, Fujita A, Kaneko H, Ito Y, Terasaki H.
Retina. 2018 Oct 9. doi: 10.1097/IAE.0000000000002357. [Epub ahead of print]
PMID: 30308559
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30308559

上野講師らの論文がRETINAに掲載されました

上野講師らの論文がRETINAに掲載されました。論文の中で、抗TRPM1抗体により生じた網膜症の5例の経過を示しております。今まで、長期の経過をまとめた報告はありませんでしたが、今回の研究の結果から症状が改善する症例も2例みられた一方、症状が永続もしくは悪化する症例もあり、予後は患者によってかなり異なることがわかりました。非常に希少な疾患ですが、名古屋大学では網膜電図を利用して多くのこのような希少疾患のフォローをしております。

CLINICAL COURSE OF PARANEOPLASTIC RETINOPATHY WITH ANTI-TRPM1 AUTOANTIBODY IN JAPANESE COHORT.
Ueno S, Inooka D, Nakanishi A, Okado S, Yasuda S, Kominami T, Sayo A, Morimoto T, Kondo M, Katagiri S, Hayashi T, Terasaki H.
Retina. 2018 Sep 26
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30260920

御子柴医師・岩瀬講師の論文がScientific Reportsに掲載されました

御子柴医師・岩瀬講師の論文がScientific Reportsに掲載されました。
この論文では重症非増殖糖尿病網膜症眼に対して従来型凝固装置とPattern Scan Laser(PASCAL)による汎網膜光凝固(PRP)を行い、脈絡膜血流および形態変化を評価し、それらの関連について検討しました。従来型凝固装置およびPASCALによるPRP後12週で脈絡膜血流、脈絡膜厚はともに低下し、両群間で有意差はみられませんでした。PASCALによるPRPでも十分な照射数であれば12週時点で従来型凝固装置と同等の脈絡膜変化が生じることが示唆されました。

A randomized clinical trial evaluating choroidal blood flow and morphology after conventional and pattern scan laser panretinal photocoagulation.
Mikoshiba Y, Iwase T, Ueno Y, Yamamoto K, Ra E, Terasaki H.
Sci Rep. 2018 Sep 20;8(1):14128. doi: 10.1038/s41598-018-32487-y.
PMID: 30237467
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30237467