12月のレジデントレポートを担当させていただきます武藤健右と申します。
入局して半年以上たち、不慣れだったレジデント業務にも慣れてきました。
そのレジデントの仕事の一つに担当症例の主治医へ回診の報告があります。術後の問題についてポイントをしぼって報告します。時にはそのような周術期の問題がどうしておきるのか、といったような質問が来ます。と言っても教科書などを読めばすぐ答えが見つかるようなものではないこともあります。先日は、論文で何かヒットするものがないか調べ、同期に相談し、院生の先生、教官の先生に聞いて、それらをふまえて論文のアブストラクト以外も目を通してやっと自分なりの結論にたどり着くことができたということもありました。つまり問題の答えを求められてるのではなく、問題解決のための考察の機会を与えて頂けているということのようです。
このように教育に積極的な先生方がたくさんいらっしゃるので、それが大学病の魅力であり、相談できる先生がたくさんいるのがレジデント生活の良い所だと思います。
さて、今日は人間以外の目についてお話したいと思います。こちらはジンベエザメのジンタです。
巨大な体の割に小さいその目には実は’’歯’’が生えてます。その数なんと片眼で3000本とも言われています。実際エナメル質でおおわれており、内部には神経や血管が通っていると思われる空洞構造もあるのだとか。水の抵抗を減らすことを目的としたいわゆるサメ肌とは違い、目の防御が目的と考えられており、脊椎動物ではこのような仕組みを持つのは極めてまれとのことです。少しでも興味を持たれましたら、ジンベエザメに会いに出かけてみてはいかがでしょうか。