2020年9月 フレッシュ便り Vol.46

はじめまして。2020年度入局の三浦夏紀と申します。今月のフレッシュ便りを担当させていただきます。早いもので、4月に名古屋大学附属病院で勤務が始まってから半年が経とうとしています。
 今回は大学の特殊外来である斜視外来についてご紹介させていただこうと思います。
 名古屋大学には毎週木曜日に斜視外来があり、愛知県内、時には県外から斜視に悩む患者さんが数多く受診されます。フレッシュの中で毎年数人、2〜3ヶ月交代でこの斜視外来での診療補助と、手術での助手につく『斜視付き』という業務を任されます。私は6〜7月の担当で、斜視のスペシャリストの先生方のもとで勉強させていただいておりました。
 外来では、初診の患者さんの予診をとり、写真のような特殊な検査機器を用いて眼球運動や斜視の角度、立体視機能などを調べます。斜視の患者さんは子供も多く、慣れない検査は難しいこともありますが優しい先生方や先輩方に教えていただき、自信を持って診療にあたることができるようになったと思います。
 また手術日では助手として手術に入り、最初は消毒や糸切りから、慣れてくると実際に筋肉を切ったり、縫ったりもさせていただきました。まだ顕微鏡下の操作に慣れていないため時間がかかってしまいますが、自分でやるのと見ているのでは全く違い、とても勉強になりました。

 学生時代や研修医の時にはあまり経験することのなかった斜視の分野ですが、先生方のご指導のもと様々な症例をみることができました。専門の先生方に直接教えていただける機会はなかなか無く、大学ならではだと思います。
 名大眼科に興味のある研修医、学生の皆さん、コロナ禍で見学などもなかなか難しい状況ですが、いかがお過ごしでしょうか。このようなページを見たり先輩から聞いたりして、名大眼科について知っていただけると嬉しいです。是非お待ちしております!