名大眼科フレッシュ便り Vol.39

こんにちは、2019年度入局の中野裕太と申します。
もう今年度も折り返しがやってきてしまいました。4月からの半年間はあっという間でしたが、ようやく今は落ち着いて大学で日々学ばさせて頂く毎日を過ごしています。なかなか自分の成長には気づかないものですが、多くのオペ、難症例を間近で見学できることは必ず将来の糧になると思っています。
さて、8月には毎年名古屋大学眼科が参加させて頂いている北海道の八雲町健診へ行ってきました。去年を上回る参加者の方に、視力、眼圧、OCT、眼底カラー写真などを行いました。そしてそれらのデータを集め読影し、八雲町民へと還元する作業がありました。視能訓練士の方と一緒に検査をする機会があり、検査のコツやポイントを教えて頂くことが出来ました。また、参加者の中には、去年健診で異常があり現在は緑内障として治療してもらっていますと感謝される姿も見られました。このように自分が眼科を専門とし、その分野で感謝されるということは、初期研修では味わうことのなかった感覚です。これからどのような眼科医になろうとも、初心を忘れずに日々精進していきたいと思っています。そんな感傷的な気持ちに浸りながらも、健診後に振る舞われたジンギスカンは最高に美味しかったです。
このように大学での業務、関連病院での代務、学会発表や健診などといったことが名大眼科1年目のフレッシュの主な仕事です。大変なことも多いですが、仲の良い同期と切磋琢磨し、教育熱心な先生方から少しでも多くを吸収して一人前の眼科医になっていきたいと思っています。少しでも興味がある方は是非見学に来てください。たくさんの先生方が入局していただけるのを心待ちにしています。