名大眼科フレッシュ便り Vol.38

9月のフレッシュ便りを担当させていただきます甘利裕明です。
入局してから5ヵ月ですが少しずつ業務にも慣れて、硝子体注射やレーザーなど手技を経験させていただく機会も増えてきました。最初はチンプンカンプンだった眼科の検査結果も少しは理解できるようになってきて、一人前の眼科医に近づいているのだなあと感じております。

さて、今月のフレッシュ便りでは僕たちがどのように眼科の知識を勉強しているのかということに触れようかと思います。眼科医として必要になる知識は、初期研修では使う機会のなかったものが多いので学生時代のように勉強して改めて知識を仕入れることになります。基本的には自分で教科書を読むのですが、やはり簡単には理解ができないので週に1回フレッシュ講義という時間を設けて大学の先生方に講義をしていただいています。内容は緑内障、黄斑疾患、網膜電図、レーザー治療、斜視など幅広く、直接少人数で話をするので分からない点など気軽に質問ができるアットホームな勉強会です。このように各分野のスペシャリストに系統立てて医学を教えて頂けるのは大学病院ならではの長所ではないかと思います。フレッシュ勉強会だけでなく、院外の勉強会やカンファレンスなど勉強する機会は多いので積極的に利用して今後も知識を深めてゆきたいです。

下の写真は、カンファ室でぶどう膜炎のフレッシュ講義をしていただいているところです。講義だけでなく、僕たちが実際に経験した症例の相談にも乗っていただきました。
眼科に興味がある方はぜひ一度見学にいらしてみて下さい。