名大眼科フレッシュ便り Vol.36

フレッシュ便りVol.36を担当させていただきます、2019年度入局致しました丸山司です。梅雨の訪れを感じる季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
4月から早いもので2ヶ月経ち、外来や病棟などでのフレッシュ業務にも段々と慣れてきました。眼科の疾患等についての知識はまだまだ浅く、至らぬところばかりではありますが先輩方や教官の先生に優しく指導していただき、日々勉強しています。今回は我々フレッシュがどう手術(主に白内障)の練習をしているか紹介したいと思います。手術の助手に入る他に、主に豚眼を使用したウェットラボと眼科用のシミュレーターで練習に励んでいます。ウェットラボは関係者の方に豚眼を用意していただき、医局で開催されています。教官の指導の下、眼科の器具の使い方や手つきの感覚などを養っております。また、写真に示すように名古屋大学には眼科用の手術シミュレーターがあり、時間のあるときに練習しております。このシミュレーターでは硝子体手術や白内障手術の練習が可能であり、名古屋大学ならではの機械です。実際に施行した手技について採点化され、客観視されることで、自分のスキルアップに繋がります。繰り返しトライすることで技術の向上を目指しております。
このように眼科医としての生活を送っておりますが、私は研修医当初は内科医を志しておりました。研修医時代の眼科ローテートの際に、microsurgeryの面白さ、1つの科で診断治療と完結することの魅力に惹かれ眼科医になる決心をしました。眼科は初期研修などでローテートする病院の方が少ないと思います。眼科に少しでも興味がある方は是非一度見学に来てみてください。入局されるのを楽しみにしています。