こんにちは、今年度(H27年度)に名大眼科に入局した上野圭貴です。8月のフレッシュ便りは僕がお送りします。
さて、入局から4か月が経ち業務も覚え徐々に仕事にも慣れてきました。当院にはORTさん(視能訓練士)が15名もいますので外来での検査を一通りやってくださりますが、当直では独りで診療・検査するため最近は僕たちも余裕があれば検査機械を使えるように練習をしています。
optosを撮影する岡戸先生
右の写真はoptosという最新の眼底カメラです。
この機械のすごいところは、無散瞳で一度に200度の範囲の網膜を撮影することができます。これがあれば眼底鏡が使えなくても網膜剥離などの病変を見逃すことがほぼないので診察技術が未熟な僕たちにとって心強い味方です。最新の機械があるのも大学ならではだと思います。
optos眼底写真
とは言っても、いつまでも機械に頼っていては一般病院で診療できません。眼底鏡を用いた9方向からの眼底診察も日々取り組んでいます。双眼倒像鏡を用いることで、網膜を立体的に捉えることができ診断に役立つばかりでなく、網膜剥離の手術でも必要な技術となります。
瞳孔を覗き込み眼底を見る、そこには様々な美しい絵があり難症例も芸術作品のようです。
双眼倒像鏡を用いて診察する岡戸先生
眼底を喰い入るように見つめる
ローアングラーDr.オカド
プライベートでは、最近は回らないお寿司屋さんに行ってみたりとオフも楽しんでおります。同期が多いと仕事が分担できるので余裕がでてきますね。
それでは今回はここまで。次回は今回頑張って働いていた岡戸先生にお願いしましょう。