安間哲宏先生 留学便り No.1

平成24年5月から、アメリカのケンタッキー州にあるUniversity of Kentuckyの医学部眼科教室にポスドクとして留学しています。1年強経ちますが、日々勉強の毎日です。

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[アパートからの夕日]

ケンタッキー州は、アメリカの中でも古い州のうちの一つですが、アメリカ人のイメージする「田舎」でもあります。留学に来る前には、フライドチキン以外には知りませんでしたが、芝、たばこ、馬、バーボンの産地として有名です。ほかには州歌でもあるMy Old Kentucky Homeという歌も有名ですが、日本では某フライドチキンの曲として知られています。”….The corn-top’s ripe and the meadow’s in the bloom while the birds make music all the day….” 150年以上前の曲ですが、今でもそういう雰囲気のある地域です。大学のあるレキシントンは郊外に日本の自動車工場があることで有名で、芝がとても綺麗な過ごしやすい町です。初めてレキシントンを訪れた日、空港(市街からすぐ)から出ると、牛を乗せたトラックが目の前をのんびり走り、広い牧場で馬がたくさん放牧されていてびっくりしました。先日、長い雨のあとにとても大きな虹が出ていて、思わず携帯カメラで撮りました。日本では建物が邪魔するのでこんなに大きな虹は初めて見ました。

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[rainbow]

留学先の研究室は、Ambati教授の下、助教1人、ポスドクがインド人、韓国人、中国人、ヨーロッパ人、日本人合計9人、MD/PhDコースのアメリカ人学生1人、秘書さんを除くテクニシャンが9人、その他学生で研究に勤しんでいます。研究テーマは加齢黄斑変性ですが、基礎研究に特化していて、地図状変性、血管新生黄斑症のモデル研究が主体です。週に一度のラボミーティングでは、実験結果や今後の計画を議論します。来たばかりのころは、なかなか上手く説明ができず戸惑いましたが、最近はアメリカ人がディスカッションしているところに時々口を挟めるようになってきました。ほとんどの時間は実験机か顕微鏡に向かっているので英語はなかなか上達しませんが、こちらで生活しているうちに、英語で話す度胸がつきました。もちろん英語だけでなく、医学生物学全般・専門分野の知識が重要ですので、これから留学を考えている先生方はしっかり勉強してくださいね。

留学を勧めてくださった寺崎先生と、留学先の先輩でもある兼子先生、いろいろとアドバイスを下さった医局の先生方には大変感謝しております。まだまだですが留学の成果を形にできるように精一杯頑張ります。