第53回日本網膜硝子体学会総会・第31回日本眼循環学会 参加記

2014年11月28日から11月30日まで、第53回日本網膜硝子体学会総会と第31回日本眼循環学会の合同学会が大阪国際会議場で開催されました。名古屋大学からは一般演題(口演)5演題と学術展示3演題の計8演題を発表し、私はその中で補償光学走査レーザー検眼鏡(AO-SLO)について1演題発表いたしました。AO-SLOとは超高解像度で眼底撮影が可能な検査装置で、視細胞や網膜血管を撮影することができます。今回私は、最近開発されたAO-SLOの新しい撮影法とその撮影画像の検討について発表しました。前日までスライドを修正して臨んだ発表は、指導いただいた伊藤先生のおかげで無事に終えることができ、とてもよい経験となりました。自分の発表以外の時間は、学術展示を見たり、一般演題と講演を拝聴したりしました。新しい研究結果や、臨床結果が多く発表されている中、今回の学会では特にOCTによって得られた脈絡膜断層画像を二値化した発表とfocal choroidal excavationに関する発表が多くあったように思います。講演では、弘前大学医学部教授の中澤満先生の網膜色素変性への挑戦という講演がとても印象に残っています。難病である網膜色素変性の研究の歴史、そして今後の未来について講演いただきましたが、難病と言われながらも着実に進んでいる研究結果を拝聴し、医療における研究の大切さを改めて実感しました。演題を発表するためには事前の準備もあり大変でしたが、充実した時間を過ごすことができました。来年の第54回日本網膜硝子体学会総会は12月4日から東京で開催される予定です。来年も演題発表できるよう、精力的に研究に携わっていきたいです。

写真:共に発表を行った川野先生(左)と羅先生(右)
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