奥村 勇太

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某大手会社の女性向け美容家電商品のセールスキャッチフレーズに「きれいなおねえさんは、好きですか。」とありますが、私は眼が綺麗で美しいと思い眼科医になりました。小児科志望で研修医になり、研修医1年目で腎内にあこがれ、最終的には眼科に落ち着きました。人体で透明な組織なんて、角膜くらいではないでしょうか・・・美しいです。角膜から透けて見える虹彩も美しいと思います。専門性が高い点も1つの理由になりました。

フレッシュ1年間を振り返って

しんどい時もありました。朝3時に帰宅(過去はもっと遅い時間もあったらしいですが)した日もありました。夏休みが2日と聞いた時は顎が外れそうになりました。でも、待機でない土日はフリーで、しっかり体を休めることもできますし、お出かけをしてリフレッシュもできますし、入局前のイメージよりも苦ではなかったように思います。また、以前体験記を載せた柳田大先生の文章にあるように「それぞれキャラクターの異なる最高の同期」に恵まれ、何とか乗り切れたと思います。唯一の女性でありいつもキラキラしてみんなの憧れの的であるFさん、外来の看護師さんに人気のあるN君、野球好きで「~っしょ!」が口癖のT君、研修医から3年間お世話になったH君、フレッシュ前から飲んでいろいろ深い話をしたY君、趣味を押しつけ彼女とも仲良くさせてもらっているK君、皆さんのおかげです。本当にありがとうございました。

あと、名大は全国的に見てもかなり医療機器が素晴らしいと思います。特に2つのオペ室には、それぞれコンステレーションを備え、顕微鏡も非常にいいものが入っています。また、最新鋭の機器の開発も行なっています。ファイバー型OCTもその1つです。

眼科なんて興味ないよ・・・という学生、研修医の方へ

正直、自分も眼科なんて全く興味がない分野でした。しかし、研修医の時に眼科ローテートを選択したら考え方がガラっと変わりました。ですので、1か月だけでもいいので、眼科を回ってみてください。そこで少しでも興味が沸いたり、眼が綺麗だなと思ったなら、名大眼科の医局長にメールを送ってみてください。いつか一緒に働ける事を楽しみにしております。