眼科医を目指した理由とは?
私が眼科を志したのは、大学6年生の時、JohnsHopkins大学に交換留学させて頂いたことがきっかけでした。その頃はまだ、ジェネラリストになりたいのか、スペシャリストになりたいのか、スペシャリストになるなら何のスペシャリストになりたいのか迷っていました。
当時留学されていた同窓の先生にアメリカ屈指のHopkinsの眼科を案内して頂いたこと、救外ローテで眼科コンサルトをしたら、肩で風を切って当直の眼科医がやってきて診察のレクチャーをしてくれたことなどもあり、是非スペシャリストとして眼科医を目指したいと思うようになり、今年度大学院生として母校の眼科へ入局させて頂きました。
名大眼科に入局したからこそ得たものは?
旧帝国大学である名古屋大学の眼科には、寺崎教授を始め第一線で華々しく活躍されているSurgeonから、精力的に研究を続けNatureに何本も論文を持っていらっしゃる先生まで、幅広い指導医の先生方が揃っています。一年目眼科医として下積みの仕事をこなす中、奇遇にもHopkinsで4年間研究留学されていた先生が日本に戻ってこられることになり、この先生のご指導の下日々充実した大学院生生活を送っています。
幸いにも多くの同期に恵まれ、お互いに助け合いながら日々を過ごしていると、あっという間に一年が過ぎていきました。同期の中には、今後関連病院へ赴任される先生も、大学院で一緒に研究を続けていく先生もいますが、この一年苦楽を共にした仲間は一生の宝になるものだと思います。
眼科医を目指すみなさんへ
ジェネラリストや心臓外科医のように、TVや映画で眼科医が華々しく主役になることは稀でしょうが、人が豊かに生きるにあたってよく見えることは、間違いなく最も重要な事柄の一つです。“見えるを守る”眼科には一生涯の仕事として取り組むだけの奥深さ、幅広さがあります。ぜひこの名大眼科で一緒に、人の視覚を守る専門家として、臨床に研究に携わっていきましょう。