第76回日本臨床眼科学会 参加印象記

 この度、2022年10月13日(木)から16(日)にかけて東京国際フォーラムにて開催されました第76回日本臨床眼科学会に参加致しましたので、ご報告させていただきます。

 今回、前半2日間は天気が崩れがちで気温も低かったですが、後半2日間は天候も回復して過ごしやすくなりました。
 私は最終日に一般演題のCSCのセッションで【慢性CSCに対する半量PDTの成績とMNVの合併率】について発表させていただきました。初めての現地での発表になり、周りが発表を終えて安心する中、緊張が高まり続け、心身ともに疲弊した学会になりました。自分の発表の前後に、同じ黄斑分野を専門とする先生方が様々な発表をされるのを見て刺激を受け、今後も参加させていただきたいと思いました。

 講演の他には、3年ぶりとなるアイバンクセッションが開催され、眼球摘出、強角膜片作成、強角膜片直接採取、スペキュラ撮影などについて、実際に豚眼を使っての練習を行い、学習させていただきました。普段、眼球摘出に行っている医師たちにアドバイスした方が良いことなどもあり、早速還元することが出来ました。

 4日間、頭だけでなく体も使って学習するという、とても充実した学会になりました。緊張のあまり、頭に入っていない内容も多く、また聞くことの出来なかった興味深い講演も多数あるため、来月のオンライン視聴も楽しみにしております。そのようにして得た知識を基に、今後も精進していこうと思います。

 最後にはなりますが、このような機会を与えてくださった西口教授、発表のためご指導いただいた杏林大学の片岡先生、黄斑チーフ武内先生をはじめ、多くの先生方に心より感謝申し上げます。