第50回名古屋大学集談会・第1回Nagoya Ophthalmology Update Seminarが開催されました。

2021年12月19日、名古屋大学医学部キャンパス内、鶴友会館で第50回名古屋大学眼科集談会及び第1回Nagoya Ophthalmology Update Seminar(NOUS)が開催されました。

集談会では、今年の新入局員や関連病院の専攻医から8題の発表がありました。網膜、角膜、視神経、脈絡膜腫瘍、Covid-19関連の眼疾患など様々な分野から発表があり、名古屋大学眼科の各専門外来が充実してきていることを感じました。

NOUSでは、大浜第一病院/聖隷浜松病院/安里眼科 眼形成眼窩外科 嘉鳥信忠先生にお越しいただき、「本音で語る眼形成手術―眼瞼手術と眼表面の密なる関係性―」と題して講演を賜りました。Quality of Visionを高めるためには、眼瞼手術は切っても切り離せない関係であることがよく理解できました。眼球だけではなく、眼瞼の形態が眼表面の水濡れ性に寄与しており、ドライアイの原因にもなり得ることなど、眼科医が知らない新たな知識をご教授いただきました。

今回の講演で改めて眼形成眼窩外科の必要性を感じました。現在名古屋大学眼科に眼形成眼窩外科はありませんが、いつの日か眼形成眼窩外科を開設できるようしっかりと準備を進めて参りたいと思います。