第123回日本眼科学会総会 参加印象記〜大学院生・医局員編〜

この度、2019年4月18日から4月21日にかけて東京国際フォーラムで開催された第123回日本眼科学会総会にて、口頭発表の機会をいただきましたのでご報告いたします。
今回は院生としてこれまで主に取り組んできた研究内容を発表するということで質疑応答が気がかりだったのですが、御高名な先生方から温かく建設的なご助言を賜ることができ、自信につながりました。これからの論文作成も引き続き気を引き締めて取り組んで参ります。
また、特別講演やシンポジウム等を拝聴し知見を深めることの楽しさを再認識するとともに、教育セミナーでは臨床の現場で活かせる実践的な知識を得ることができ、実りの多い4日間でした。
最後になりますが、このような貴重な機会を与えてくださり、ご多忙中にも関わらずご指導いただきました寺崎教授、兼子講師、その他先生方にこの場を借りて拝謝いたします。
鈴村文那

この度、一般演題として【特発性黄斑円孔における硝子体術前後での網膜厚変化の検討】について口頭発表させていただきました。会場内には多数の有名な硝子体術者の先生がいらっしゃり、発表本番は緊張しましたが、日頃のご指導の甲斐もあり無事に終えることができました。また同じセッションで研修時代の同期の先生が発表しており、このような場で再会できるのも学会の良いところだなと思いました。
そのほかシンポジウムや教育セミナーでは、眼感染症や腫瘍・病理といった分野の講演を拝聴しました。今回学んだことを契機に知識を深め、日頃の診療に役立てて参りたいと思います。
後藤健介

4月18日から4月21日にかけて東京国際フォーラムにて、第123回日本眼科学会総会が行われました。僕自身は18日の1番最初のセッションにてシリコーンオイル下の網膜光障害に関して口頭発表をさせていただきました。
全国規模の学会で発表させていただくのは2回目であり、口頭発表は今回が初めてでした。前回の京都での網膜硝子体学会では、ポスター発表ではあるものの2分間の口頭発表の時間が設けられておりましたが、質疑応答は発表後35分間、フリートークにて行われるという形でした。今回は通常通りの口頭発表の形式で、発表前はどのような質問をいただけるか緊張もしましたが、大きな問題なく発表をすることができ、また複数の質問をいただくこともできました。
僕は現在、高山の久美愛厚生病院にて勤務をしております。臨床的な経験も増えてきているのに加え、大学で研究に携わらせていただいていることもあり、前回までの学会とは視野が広がってきた分また違った見方をすることができました。様々なセッションを複雑な学会会場をせわしなく移動しながら聴きましたが、以前より更に大きな刺激を受けることができましたと感じています。今回得た知識をこれから日々の臨床、研究に役立てていきたいと思います。
山田和久