EURETINA2018参加記

皆さんこんにちは、名大眼科学教室大学院生の藤田です。
この度2018年9月20日から23日までの4日間ウィーンで開催されたEURETINA (European Society of Retina Specialists) 2018 Congressに参加して参りましたので報告させて頂きます。

EURETINAはヨーロッパの網膜硝子体・黄斑関連の学会で、年1回の総会には世界各国から網膜疾患の研究者が集まります。今回、片岡先生、南先生、武内先生、私の演題が採択され、発表して参りました。
学会の近視のセッションでは、寺崎教授が近視性黄斑症に関して手術動画も交えながら講演されました。各国から多くの先生が聞きに来られており、特に手術手技の部分では皆さんが見入っておられました。片岡先生はRAPのOCTA所見について、南先生はOCTを用いた網膜形状解析について、武内先生はCNVの微小血管変化について発表され、私はPCVのOCTA所見についての発表をさせていただきました。事前情報ではFree paper sessionには聴衆も数人しかおらずそこまで緊張しないよということでしたが、芸術の都ウィーンという立地の影響もあるのか想定以上に座席が埋まっていました。ただ、欧米人仕様のためか演者用のモニターの置いてある演台がかなり高く、会場の様子があまり見えなかったため幸い緊張は少なくてすみました。
全員発表は無事に終わりましたが、最初の2日は最高気温28度ほどだったのに対し後半は最高気温も最低気温も10度台と寒暖差が激しく、ヨーロッパの冬の厳しさを垣間見た気がします。
学会ではヨーロッパをはじめとする世界の眼科医の先生方からの最新の話題を学ぶことができました。今回の経験を糧に、これからの業務に一層励んでいきたいと思います。

最後に、様々な相談に乗ってくださった医局の諸先輩方、また、研究を一から指導していただき、発表にも不慣れな私を優しくご指導いただき、このような貴重な機会を与えてくださった片岡先生、伊藤先生、そして寺崎教授にこの場を借りて心より感謝申し上げます。


学会会場入り口にて。

このような感じで発表させていただきました。

ランチョンセミナーで支給されたランチ。私にはやや少なかった。。
リンゴはかじりつくのか迷って持ち帰りました。