去る12月17日、名古屋大学医学部キャンパス内鶴友会館2階大会議室で、第45回名古屋大学眼科集談会が行われました。
臨床研究では、当院で行われた100例以上の開放性眼外傷の臨床結果に関する統計報告から、最新のOCTangiographyを用いた研究発表まで、様々な内容が報告されました。また演題中には増殖硝子体網膜症の発症機序に関する研究報告などもありました。
本年の特別講演は杏林大学眼科学教授の平形明人先生にお越しいただきご講演を賜りました。講演では平形先生が今まで治療されてきた多くの貴重な症例をご提示いただきながら、それら疾患の臨床経過を提示いただきました。さらに平形先生は、その経過理由を網膜の構造や病理などから考察することで、今までに明らかになっていない多くの網膜疾患の発症機序について述べられ、非常に内容の濃いご講演でした。