第53回名古屋大学集談および第4回Nagoya Ophthalmology Update Seminar(NOUS)が開催されました。

2024年12月22日、名古屋大学医学部キャンパス内、医系研究棟1号館 地下1階会議室で名古屋大学眼科集談会及びNagoya Ophthalmology Update Seminar(NOUS)が開催されました。

集談会では、今年の新入局員や関連病院の専攻医から10題の発表がありました。

網膜、角膜、緑内障、結膜腫瘍、悪性リンパ腫など様々な分野から発表があり、名古屋大学眼科の各専門外来が充実していることを感じました。

 

NOUSでは、琉球大学 古泉 英貴先生にお越しいただき、「沖縄からCSCの病態を再考する」と題して講演を賜りました。

CSCの基本的な知識から分かりやすく解説頂きました。CSCは遠視・単眼軸眼で多く、沖縄は久米島スタディから閉塞隅角眼・単眼軸眼が多いことが知られています。

“沖縄から”というのは、そのような沖縄の地域特性の中で改めてCSCを見つめ直すということだそうです。CSCの病態についてTwo-hit theotyという考え方で分かりやすくご教授いただきました。 今回の講演を通じて改めてCSCの疾患概念を学ぶことができました。

 

今後の診療においてもその病態を意識した治療を心がけていきたいと思います。