平成27年2月16日から4日間、神奈川県パシフィコ横浜にて行われた2015 ASIA ARVOに参加させていただきました。予想より海外からの参加者が少なく、また月曜から木曜の平日に開催のためか日本人参加者も少なく、予想より小規模な学会でした。
“Blue Light Exposure-induced Oxidative Stress and Cell Death in the Retinal Pigment Epithelial Cells are Protected with NF-E2-related Factor 2 Pathway”という内容でポスター発表をさせていただきましたが、友人であり同分野で研究されている慶応大学助教 成松先生や慶応の先生方と並びで発表となり、今後の研究の方向性について有意義な時間となりました。
一般講演としては、AMDの発症因子となる遺伝子および、ラニビズマブ硝子体内投与が無効であった遺伝子についての発表がありました。以前より同方向の研究はありましたが、治療方法を決定する際にも遺伝子から決定する、オーダーメイド治療がAMD治療にも適応となる可能性があり、今後の進展に注意が必要と考えます。
ポスターセッションについては、会場がせまく枚数が少ない印象でした。さらに、演題取り下げが2割ぐらいあり、国際学会にしては物足りない状況でした。動物実験を行う際の光障害を行う環境について他ポスターから参考になりそうなconditionを学びました。
今回、忙しい病院勤務ですが皆様にフォローいただいて参加・勉強させていただきました。この結果を今後の研究・臨床に反映させていきます。
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> 2015 ASIA ARVO 参加記