2019年4月28日から5月2日までカナダのバンクーバーで行われたARVO2019に参加させていただきました。時差が-16時間あり初日は時差ぼけとの闘いでしたが、学会期間を通して様々な講演を聴講させていただき、ポスターもみることができましたのでご報告させていただきます。現在大学で加齢黄斑変性症やその関連疾患に罹患されている患者さんを診療させていただいているため、主にそれら疾患に関する発表をみてきました。日本で罹患される方の多いパキコロイド関連疾患に関する発表はあまりなく、加齢黄斑変性に関わる画像検査のセッションでは、地図上萎縮に伴う脈絡毛細血管板の血流に焦点を当てた研究発表が多く、病変タイプの差を感じました。また、最新機器とこれから実用化されると思われる機能に関する眼科機器業者の方の発表も多く、将来の診療へ応用されより診断技術が向上することへの期待が持てました。なお私自身もOCT Angiographyを用いた加齢黄斑変性の診断に関するポスター発表をさせていただき、同様の研究をされている方との質疑応答を通して学ぶことも多く、大変貴重な経験をさせていただきました。帰国のフライトも長時間でハードな旅でしたが、その分得るものも多かったと思います。今後の診療・研究に役立てていきたいと思います。最後になりますが、研究のご指導や今回の学会発表への手引きをしていただいた片岡先生、伊藤先生、そして寺﨑教授にこの場を借りて御礼申し上げます。
藤田愛
2019年4月28日~5月2日にバンクーバーで開催されたThe Annual Meeting of the Association for Research in Vision and Ophthalmology (ARVO)のAnnual Meetingに参加し,発表の機会を得ましたのでご報告申し上げます.
初めてのARVO参加でしたが,オーラルやポスターの演題数の多さに圧倒されました.ポスター会場はとても広く,全体を見て回るだけでも体力的に一苦労でした.私のポスター発表は”Macular Diseases Excluding AMD“と幅広く黄斑疾患を扱うセッションで,メディカルからサージカルまで様々な疾患の発表で賑わっていました.そのほかにも毎日のようにAward and Lectureで世界的に有名な演者の発表を拝聴するなど大変貴重な機会を得ることができました.今回学んだことを日々の臨床・研究に生かしていきたいと思います.
後藤健介