名古屋大学病院にドナルドマクドナルドハウス・なごやが完成

【日程】2013年11月
【担当】浅見 哲
【現所属】名古屋大学病院眼科

ドナルドマクドナルドハウス・なごやが名古屋大学鶴舞キャンパスに平成25年11月に完成し、12月から稼働します。

子供が難病に罹った場合,その治療のために家から遠く離れた病院に入院させなければならない場合も多くあり、重病をもつ子供の家族は,自宅と入院先との二重生活を強いられ,それによる経済的な負担や,家族が離れて暮らす精神的苦痛にも悩まされます。米国で始まった「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は,このような家族の負担を少しでも軽減するべく,病気の子供とその家族が利用できる滞在施設を病院の近くに建設し,ボランティアで運営して家族の利用に供するものです。現在では,ハウスの活動は,世界的な広がりをもっており,米国のみならずヨーロッパやアジアを含め世界30カ国に300を越えるハウスがあり,特に米国では,小児病院には必ずと言っていい程ハウスがあります。日本では,東京の国立成育医療研究センターに最初のハウスが建設され、名古屋は9番目となります。ハウスのコンセプトは,ホテルではなく,”HOME AWAY FROM HOME(我が家のようにくつろげる第2の家庭)”を作ろうというものです。自宅と同じように過ごせるよう,プライバシーが守られるベッドルームのほか,キッチン,リビング,ダイニング,ランドリー,プレイルームが備わっており,家族は自分で食事を作ったり,洗濯したりできます。

思い起こすと私が米国留学中の2010年の秋頃に寺崎教授から、「ハウスを招致するための嘆願書の眼科分を書くように。」と依頼され、実現したらどんなに素晴らしいことか、と思いながら嘆願書を書きました。今、ようやくそのハウスが完成し、その建物を目の前にして感慨もひとしおです。

名古屋大学眼科では、未熟児網膜症をはじめ、第1次硝子体過形成遺残やコーツ病、先天性白内障、先天性緑内障などの小さいお子さんが紹介され手術を行っております。急に降りかかってきた子供の病気・オペのことでパニックになりそうなその時に、ご家族が少しでも不安や疲れを癒す空間になってくれれば、と心から思います。

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上段:ドナルドマクドナルドハウス・なごやの外観
下段左:ベッドルームは完全個室
下段中:広々とした共用キッチン
下段右:各部屋の案内には子供が親しみやすいように動物マークで

【日程】2013年11月
【担当】浅見 哲
【現所属】名古屋大学病院眼科