名大眼科フレッシュ便り Vol.44

【担当】青山大洋

井岡大河

フレッシュ便りVol.44を担当させていただきます。2020年度に入局致しました井岡大河です。この記事を執筆している6月初旬の名古屋は既に最高気温が30度を超え、梅雨を通り越して既に初夏を感じる季節となっておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
外来と手術という二つの車輪、そして研究という3本目の矢でもって4月から始まった眼科生活も、早いもので2か月が経ちました。今回は手術についてのお話です。
普段の業務では教官の先生方が行う手術の助手に入らせていただいておりますが、日ごろ行う手術の練習としては、豚眼を使用したウェットラボと、眼科用の手術シミュレーターがあります。ウェットラボでは関係者の方に豚眼を用意していただき、眼科の器具の使い方や手つきの感覚などを養うこととなりますが、今年は新型コロナウイルス感染対策の一環として、ウェットラボは当分の間中止となっております。
こうした状況において、名古屋大学にある眼科用の手術シミュレーターはとても有用性を発揮しております。この手術シミュレーターでは画面にバーチャルな術野が展開され、センサーが感知した鑷子などの道具を動かしていきます。一連の作業が終わると手技の正確さや時間の速さ、角膜や虹彩を傷つけていないかなどを100点満点で評価してくれるので、みんなで競うようにして練習に励んでおります。豚眼のように実際に物を使うわけではないので、何度も何度も繰り返し練習ができるのはバーチャルならではの醍醐味でしょう。
また、他科にはなりますが名古屋大学には他にも、ダヴィンチのシミュレーターや胃カメラのシミュレーター、血管ステント留置のシミュレーターなど、バーチャル画面で展開される様々な機械があります。こういった機械は市中病院にはないと言ってよいでしょうし、そういった機会に恵まれるという点は大学病院にいてこそのものだと思います。

こうしたmicrosurgeryの面白さや、1つの科で診断治療と完結することの多い専門性の高さは、眼科の魅力だと思います。その専門性の高さゆえ、初期研修などではあまり眼科領域との関わりが少ないとは思いますが、このページを見ている初期研修の先生・学生さんに関しましては、眼科に、名古屋大学眼科に少なからず興味があるものと思います。是非名大眼科へご入局ください。皆様のご入局を、首を長く長くして楽しみにしております!
今月の写真は「撮影用だから躍動感のある感じで写って!」という私の注文に全力で応えてくれたフレッシュ近澤先生と、そんな外野の声には耳も傾けず静かに眼科用シミュレーターで練習をするフレッシュ稲見先生です。

【担当】青山大洋