清水英幸病院助教・兼子裕規講師らの論文がInvest Ophthalmol Vis Sciに掲載されました

清水英幸病院助教・兼子裕規講師らの論文がInvest Ophthalmol Vis Sciに掲載されました。
この論文では、Caveolaeという細胞膜の凹みを構成し、上皮間葉転換に関わるCaveolin-1と網膜色素上皮細胞の線維化、細胞老化の関係について検討しました。
その結果網膜色素上皮細胞の線維化はCaveolin-1により抑制され、Caveolin-1と類似構造を持つcavtratinを加えることにより促進されました。また、網膜下線維化の部分に細胞老化のバイオマーカーであるp16INK4aが共局在していました。高齢マウスや地図状萎縮を伴う加齢黄斑変性の網膜色素上皮細胞でp16INK4aの発現が上昇していました。
以上のことからCaveolin-1は加齢黄斑変性の網膜下線維化を抑制する代わりに、細胞老化を促進させることが示唆されました。

Caveolin-1 Promotes Cellular Senescence in Exchange for Blocking Subretinal Fibrosis in Age-Related Macular Degeneration
Shimizu H, Yamada K, Suzumura A, Kataoka K, Takayama K, Sugimoto M, Terasaki H, Kaneko H
Invest Ophthalmol Vis Sci. 2020 Sep 1;61(11):21. doi: 10.1167/iovs.61.11.21
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32926104/

名古屋大眼科医局員の山田和久医師・兼子裕規講師の論文がTransl Vis Sci Technol. に掲載されました

名古屋大眼科医局員の山田和久医師・兼子裕規講師の論文がTransl Vis Sci Technol. に掲載されました。
この論文では、無菌性炎症の経路の1つであるNLRP3インフラマソームを介して網膜色素上皮細胞(RPE)の細胞死を誘導すると言われているAlu RNAと、NLRP3インフラマソームを阻害すると言われている逆転写酵素である3TCを使用し、RPEにAlu RNAを付加した際に惹起される炎症を3TCで抑制できるか、また炎症によって引き起こされる老化を抑制できるかを検討しました。
Alu RNAによって上昇した炎症性サイトカインであるIL-18、IL-1βは3TCによって抑制され、Alu RNAによって亢進した細胞老化のマーカーであるp16INK4aの発現量も3TCによって抑制することを発見しました。このことからRPEにおいてAlu RNAによって惹起される炎症を3TCによって抑制することができ、同時に老化も抑制できる可能性が示唆されました。
Lamivudine Inhibits Alu RNA-induced Retinal Pigment Epithelium
Degeneration via Anti-inflammatory and Anti-senescence Activities.
Yamada K, Kaneko H, Shimizu H, Suzumura A, Namba R, Takayama K, Ito S,
Sugimoto M, Terasaki H.
Transl Vis Sci Technol. 2020 Jul 1;9(8):1. doi: 10.1167/tvst.9.8.1.
eCollection 2020 Jul.PMID: 32855848
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32855848/

冨田遼病院助教・岩瀬剛秋田大眼科教授らの論文がInvest Ophthalmol Vis Sciに掲載されました

冨田遼病院助教・岩瀬剛秋田大眼科教授らの論文がInvest Ophthalmol Vis Sciに掲載されました。
この論文では、非侵襲的に眼血流を計測可能なレーザースペックルフローグラフィを用いて、健常者における網膜の血流を上方網膜と下方網膜に分けて検討しました。その結果、上方の網膜は下方より網膜血流量・血流速度が大きいことが判明しました。さらに、座位から仰臥位へ体位を変換しても網膜血流量に上下差がみられたことから、重力や姿勢に関わらず常に上下差が存在する可能性が示唆されました。

Differences in Blood Flow Between Superior and Inferior Retinal Hemispheres
Tomita R, Iwase T, Ueno Y, Goto K, Yamamoto K, Ra E, Terasaki H.
Invest Ophthalmol Vis Sci. 2020 May 11;61(5):27. doi:10.1167/iovs.61.5.27.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32421146/

2021年度名大病院眼科入局説明会が開催されました

8月某日、来年度の名大病院眼科入局説明会が開催されました。説明会も、COVID-19禍の影響を受け、完全なオンラインで行われました。
愛知県内の感染状況が週ごとで変わる中、例年10名以上いた病院見学も今年は自粛し、学生・研修医への説明などはすべてオンラインもしくは電話で行ってきました。今回の説明会も、例年は事前にHP上や関連病院などに広く周知し、事前申し込みなしでも全く問題なく招待していましたが、今年は事前の連絡をいただいた参加者による限定的な説明会となってしまいました。
このような状況で今回のオンラインでの説明会に参加者が集まるか心配されましたが、幸いなことに相当数の参加者を招待することができ、関係者一同ひとまず安心しています。
まだまだCOVID-19の影響を大きく受けた環境が続くと予想されますが、この参加者の中から来年度多くの仲間が生まれることを切に願っています。

大学院生の百田医師・岩瀬剛秋田大眼科教授の論文がScientific Reportsに掲載されました

大学院生の百田医師・岩瀬剛秋田大眼科教授の論文がScientific Reportsに掲載されました。
この論文では、黄斑上膜術後の黄斑部網膜の移動と網膜厚の関連についてそれぞれOCT Angiography、OCTを用いて検討しました。術後、黄斑部網膜は中心窩から遠心性に移動し、鼻側では大きな移動がみられました。また、術後に中心窩無血管領域の拡大や網膜厚の減少がみられ、それらは網膜の中心窩からの距離の変化と相関していることがわかりました。これらのころから黄斑上膜症例では黄斑部に水平方向と垂直方向の網膜牽引が関与していることが示唆されました。

Association between displacement and thickness of macula after vitrectomy in eyes with epiretinal membrane.
Momota A, Iwase T, Akahori T, Goto K, Yamamoto K, Ra E, Terasaki H.
Sci Rep. 2020 Aug 6;10(1):13227. doi: 10.1038/s41598-020-70197-6.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32764657/

2020年5月ホームページを更新しました。

名古屋大学眼科ホームページについて、2020年5月の更新事項は下記の通りです。是非、ご覧下さい。

■ お知らせ
大学院生の伊藤寛高医師・伊藤逸毅准教授らの論文がAmerican Journal of Ophthalmologyに掲載されました
伊藤逸毅准教授らの論文がJapanese Journal of Ophthalmologyに掲載されました

■フレッシュ便り
名大眼科フレッシュ便り Vol.42

2020年4月ホームページを更新しました。

名古屋大学眼科ホームページについて、2020年4月の更新事項は下記の通りです。是非、ご覧下さい。

■ お知らせ
3月はお別れの季節です
兼子裕規病院講師の研究が2020年度市原国際奨学財団研究助成に選ばれました
兼子裕規病院講師の研究が2019年度バイエル レチナ・アワードを受賞しました

2020年3月ホームページを更新しました。

名古屋大学眼科ホームページについて、2020年3月の更新事項は下記の通りです。是非、ご覧下さい。

■ お知らせ
大学院生の後藤医師・岩瀬剛秋田大眼科教授の論文がScientific Reportsに掲載されました
大学院生の黒田医師・岩瀬剛秋田大眼科教授の論文がScientific Reportsに掲載されました
大学院生の松浦医師・兼子病院講師の論文がBMC Ophthalmologyに掲載されました
大学院生の南医師・伊藤逸毅准教授らの論文がJpn J Ophthalmol.に掲載されました
大学院生の鈴村医師・兼子病院講師の論文がDiabetesに掲載されました
第440回東海眼科学会で寺崎浩子教授退任記念特別講演が行われました
第440回東海眼科学会参加印象記
名大医局員の小笠原医師・岩瀬剛秋田大眼科教授の論文がRetinaに掲載されました

■ 学会・勉強会レポート
第440回東海眼科学会参加印象記

2020年2月ホームページを更新しました。

名古屋大学眼科ホームページについて、2020年2月の更新事項は下記の通りです。是非、ご覧下さい。

■ お知らせ
兼子病院講師の研究が2019年度参天創業者記念眼科医学研究基金の研究助成に決定しました
大学院生の後藤医師・岩瀬剛秋田大眼科教授の論文がScientific Reportsに掲載されました
兼子裕規病院講師による あいち健康ナビ ビデオ健康塾の内容がウェブで公開されました
第24回眼科分子生物学研究会が開催されました

2020年1月ホームページを更新しました。

名古屋大学眼科ホームページについて、2020年1月の更新事項は下記の通りです。是非、ご覧下さい。

■ お知らせ
名古屋大学眼忘年会が行われました

■学会・勉強会レポート
第48回名古屋大学眼科集談会参加印象記 高士 典子先生
第48回名古屋大学眼科集談会参加印象記 多田 愛先生
第58回日本網膜硝子体学会総会参加印象記 滝 陽輔先生
第58回日本網膜硝子体学会総会参加印象記 小栁 俊人先生