小南太郎助教らの論文がInvest Ophthalmol Vis Sciに掲載されました

この論文は、網膜変性が高度に進行した網膜色素変性モデルウサギにおいて、角膜電流刺激を行った際に出現する脳波(EEP: electrically evoked response)を測定することで視神経機能を、視神経を採取し光学顕微鏡で観察することで構造変化を解析しました。
その結果、EEP・視神経軸索は野生型と比べると減弱・変性していたものの消失には至っていませんでした。しかしながら、EEPと視神経軸索数は必ずしも相関せず、EEPが減少していても比較的視神経軸索数が保たれている眼があることがわかりました。
人工網膜移植の適応決定の指標とされてきたEEPがもし減弱していたとしても、実際には軸索構造は保たれており人工網膜移植の適応となりうる場合があることが示されました。

“Electrically Evoked Potentials Are Reduced Compared to Axon Numbers in Rhodopsin P347L Transgenic Rabbits With Severe Photoreceptor Degeneration.”
Kominami T, Ueno S, Nishida K, Inooka D, Kominami A, Kondo M, Terasaki H.
Invest Ophthalmol Vis Sci. 2019 Jun 3;60(7):2543-2550. doi: 10.1167/iovs.19-26972.

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31206141