第64回日本臨床視覚電気生理学会で小南太郎先生が優秀発表賞を受賞しました

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このたび平成28年9月30日―10月1日、三重県の志摩で開催されました第64回日本臨床視覚電気生理学会へ参加してまいりました。今回は医局の先輩でいらっしゃる三重大学眼科の近藤峰生教授が学会長をお務めになりました。
電気生理学会は会場もひとつでコンパクトな学会ですが、大学院で電気生理を研究していた自分にとっては興味深い発表ばかりで参加するのが楽しみな学会のひとつです。
電気生理学会の特長として討論が深くなされることがあります。ただ質問をぶつけるだけでなく、お互いにとって有益となる提案やコメントという形がとられることが多いのもこの学会の良いところと思います。
今回の学会は1本1000円の「お~いお茶」や伊勢志摩地方での開催ということでご当地の赤福餅、なかでも毎月1日にしか発売されないという朔日(ついたち)餅、懇親会では伊勢海老とおもてなしがとても豪華で印象的でした。
自分は大学院時代に研究した網膜変性ウサギに関する発表を行いました。網膜が変性する過程で、視細胞変性後にON型双極細胞やOFF型双極細胞などの2次ニューロン、アマクリン細胞・神経節細胞などの3次ニューロンがどのように機能変化を起こすかをERG的に解析しました。その結果、杆体が高度に変性した網膜変性ウサギではOFF型双極細胞成分を介したERG成分が野生型よりも増強していること、光刺激終了時に特異的な陽性波が生じておりこの陽性波が主に3次ニューロンに由来することを示しました。そして幸運にも優秀発表賞をいただくことができ今回の学会はより一層忘れがたいものとなりました。寺崎浩子教授、直接ご指導いただいている上野真治先生、貴重なご助言ご支援を頂戴している三重大学の近藤峰生教授はじめ医局の先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。
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